例えば、頭が痛い時には頭痛薬を
胃が痛い時には胃薬を
というように、症状にあわせて
お薬を飲む方は多いのではないでしょうか？
あるいは、病院を受診して
処方箋のお薬をいただいた時に
自分の症状とは関係のないものも含み
大量の錠剤を処方された経験もあるかもしれません。
薬には必ず副作用がありますので
その副作用の症状を抑える薬も
同時に処方されるので、数が増えていくのですね。
このように、ある症状に合わせたお薬を飲む治し方が
西洋医学の考え方なのですが
アレルギーやアトピー性皮膚炎のような
病気ではなく症候群と分類されるものには
これといった特効薬がなく、
ゆえに原因不明、治療法がないとされ
対処療法のかゆみ止め、鼻炎薬、
ステロイドなどが処方されます。
こういった、ピンポイントごとに
症状を抑え込むやりかたは
一時的には楽かもしれませんが
必ず繰り返しやってきます。
一本一本の木をやっつけようとしても
森全体の問題を治していかなければ
木々の病変は治っていきません。
中医学では「異病同源」という言葉があり
そういった症状を抑え込むのではなく
個々人の体質をみて、陰陽や五行、虚実といった
バランスを整えるというやり方で体質改善を促すため
あらゆる不調が一気に改善していく
という現象が起こります。
西洋医学では治療が困難とされる
アトピー、アレルギーをはじめ
更年期障害や加齢による症状などに
非常に有効に働く場合があります。
もし、あなたの森のどこかの木が
病気で倒れそうになっていたら
森全体の状態をチェックしてみることです。
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《この記事のライター》
アトピー・アレルギー代替食コーチ 国井ともみ
国際中医薬膳師・発酵料理研究家・ローフードマイスターなどの資格を持ち、食で体を中から整えていくことを中心に生活習慣や食生活をアドバイス。
また、渋谷にあるキッチンスタジオでヘルシークッキングレッスンやイベント・セミナーを開催するセルフメディカルフードアカデミーを主宰している。
趣味はドライブ・海外旅行・スーパー銭湯・愛犬家
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